文学の分野では、文学理論を修得し、文学作品の高度な読解力・鑑賞力を養うと同時に、作品を通して人間のあり方・生き方を深く考えることをめざしています。
英語学の分野では、まず英語の言語分析能力を養い、言語に関して幅広い知識を持つことをめざしています。
修士論文では、研究の深さと広がりを視野に入れた、充実した指導を行っています。
また、研究誌Plumdomを発行し、論文発表の場としています。論文には、英語学では文法構造、英文学ではWilliam Shakespeareの戯曲、米文学ではMark Twainの小説などが取り上げられています。
英文学・米文学・英語学の三分野に研究・演習と特講(講義)が配置されています。また、英語での論文執筆に備えて、英語の表現力を向上させるための英語表現法も開講されます。学生は学年に関係なく演習と特講の科目を自由に取ることができます。
主要科目
Pick UP
米文学研究・演習Ⅰ
大橋 千秋
20世紀を代表する詩人、Langston Hughesの作品を丹念に、細かく読み解いていきます。その上で2種類以上の翻訳を比較し、その特徴を比較します。
英文学研究・演習Ⅰ
上村 幸弘
シェイクスピア初期の喜劇『夏の夜の夢』を精読します。歴史劇『リチャード2世』や悲劇『ロミオとジュリエット』と同時期に書かれたこの喜劇は、初期の作品に特徴的な大胆な物語の展開が魅力的です。ルネサンス期の文化とともに、16世紀特有の英語表現を味わいましょう。
米文学特殊講義Ⅰ
Gerald Raymond Gordon
Confronting Self, Becoming Other through American Literature.
英文学特殊講義Ⅰ
近藤 眞理子
英語圏の児童文学の中から作品を取り上げ、様々な角度から考察します。
教授上村 幸弘 | 英文学研究・演習Ⅰ イギリス文学 |
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教授大橋 千秋 | 米文学研究・演習Ⅰ アメリカ文学 |
教授Gerald Raymond Gordon | 米文学特殊講義Ⅰ アメリカ文化・映画論 |
教授近藤 眞理子 | 英文学特殊講義Ⅰ イギリス文学 |
少人数の授業で先生方から二年間みっちりと文学テキストや批評文などの精読を丁寧にご指導頂いたおかげで、しっかりとした文法知識に基づく英語力を身につけ、論理的に物事を捉え分析することができるようになりました。
総合大学とは異なるアットホームな雰囲気なので、指導教員の先生からだけではなく、専門分野の異なる先生方からも指導を仰ぐことができ、広い視野をもって研究することができるようになったと思います。
ネイティブの先生によるアカデミックライティング指導では、英語による論理的考察と表現方法の基礎を教えて頂き、英文学だけに留まる事なく、語学、歴史、哲学、文化、芸術など学問全般をグローバルな多視点から捉え探究する楽しさを学びました。「求めなさい、そうすれば与えられる。」というキリスト教精神に則り、学びたいと願う学生には門戸を開き、多くの知識と未来へのチャンスを与えてくれる大学院であると確信しています。