梅花女子大学は、1878(明治11)年に創設された梅花女学校を前身として創立145周年を迎え、この間、一貫してキリスト教主義に基づく女子教育を使命としている。
本学のスクールモットーは、創立者・澤山保羅が愛唱していた聖句「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなた方も人にしなさい」(マタイによる福音書7章12節)であり、この言葉に窺える、他者への愛と奉仕の精神を備える自立した女性の育成が、創立以来の本学の教育上の使命・目標である。そして、このキリスト教の愛の精神を核とする目標を具体的に体現する言葉として、現在「チャレンジ&エレガンス」をスローガンとして掲げている。つまり、自ら問題を見出し解決できるチャレンジ精神に溢れ、品性と思いやる心を備える真にエレガントな女性、美しく輝く、理想的な女性の育成が本学の教育上の使命である。
梅花女子大学は、三つの教育方針(ポリシー)のもとで、専任教職員を中心とする学生の立場に立つ教育、学生一人ひとりを深く理解し、向学心を引き出すいわばオーダーメイド教育を通して、上述の使命をすべての学生において実現することをめざしている。
今回策定した2024年度までの中期計画の目標と行動計画は、本学の教育上の使命の実現を目指すため、直近の認証評価に基づき、今後5年間に本学が果たすべき社会への約束として記したものである。
梅花女子大学 学長 河村 圭子
1)建学の精神の浸透
「計画」
建学の精神の理解を深めるために、キリスト教教育の在り方、チャペルアワーへの参加および宗教部活動等を見直し、充実を図る。
1)学生の受け入れ(入学定員の充足)
「計画」
2)学生支援(学生満足度の向上)
「計画」
3)学生生活における多様なニーズの把握
「計画」
4)離学者対策
「計画」
5)経済的支援の充実
「計画」
1)教育内容の充実
「計画」
2)教育課程の整備
「計画」
3)教育方法の整備
「計画」
4)教育の質保証(学修成果の点検・評価)の確保
「計画」
1)外国語教育および日本文化や異文化理解の充実
「計画」
2)海外研修の充実
「計画」
3)グローバル・コミュニケーション・ビレッジ(GCV)の活用促進
「計画」
1)教学マネージメントにおける学長のリーダーシップの確立
「計画」
2)教育・研究支援センターを中心とする各種FDの取組み
「計画」
3)研究支援の確立と実践
「計画」
1)産・官・学連携による、社会貢献のさらなる充実
「計画」
1)教職員の人事の整備
「計画」
2)教員の評価制度の構築
「計画」
3)SD(Staff Development) の強化
「計画」
4)財務
「計画」
5)施設設備
「計画」
1)内部質保証のための組織の整備と
責任体制の確立と自己点検・評価の充実
「計画」
2)IR(Institutional Research)を利用した大学運営
「計画」
大学運営における戦略策定や意思決定をサポートするための情報収集・調査研究活動によって得られたデータを、経営戦略・運営、また学生への教育実践に有効活用して、大学ガバナンスの向上を図る。
3)情報公開による説明責任の遂行
「計画」
梅花女子大学の教育・研究の現状を常に広く社会に発信・公表することで、社会に対する説明責任を果たす。