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2019年12月7日開催「グリムシンポジウム2019大阪」はドイツグリム兄弟協会理事ベルンハルト・ラウアー氏による英語基調講演で始まり、世界各国の言語に訳された絵本が美しい映像で紹介されました。
2本目の基調講演では本学大学院の野口芳子教授が明治から平成までに出版された「赤ずきん」絵本300冊を分析し、時代によって様々に改変されている実情を解明しました。
ランチビュッフェ後、富山県立大学の金城―ハウプトマン朱美准教授が世界遺産や無形文化遺産に登録されている町や景観のうちメルヒェンや伝説にちなんだものを紹介し、本学院生の蚊野千尋さんが明治から平成まで「ハーメルンの笛吹き男」がどのような形で日本に導入されているのかを解明し、本学院生の小泉直美さんが「ヘンゼルとグレーテル」の日本への導入を、魔女の家と魔女が歓待するお菓子に焦点を当てて考察しました。
定員を超えた90名の参加者があり、シンポジウムを成功裡に終わることが出来ました。
心より御礼申し上げます。
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