講義、リサーチ、試作、会議
コラボ初回はアーテックの会社や商品を知る講義。これから取り組む課題についても説明が。
学校教材の総合メーカー・アーテックとのコラボ。オリジナル知育玩具の商品化をめざし、グループに分かれてアイデアをプレゼン。優勝したグループの「楽しく学べる英語教材」が、「英語で合体!へんてこアニマルカードゲーム」として発売。商品は発売後数日で完売し、急遽増産が決定されるなど好評を博した。プレゼンで注目されたほかのアイデアも、商品化第2~4弾として販売されている。
各27枚の「まえのカード」と「うしろのカード」を正しく組み合わせると、表面ではイラストが、裏面では英語のスペルが完成して表示される。間違った組み合わせも楽しみながら、英語を学ぶことができる。学生達が、「かわいいイラスト」「ことば遊び」「さまざまな楽しみ方」をキーワードに掲げ、こどもの発達に関する学びを注ぎ込み、企業とともに真剣にこどものことを考えて作りあげた。
2020.11 発売
不織布、モール、メッセージカードが入った工作キットで、母の日などの贈り物用のカーネーションメモスタンドを作ることができる。不織布はすぐに工作で使用できるようにカットされているので、小さなこどももハサミを使わずに取り組めるところが魅力。対象年齢のこども達にとって難し過ぎず、簡単すぎない内容になるよう工夫されている。
2021.3 発売
ふわふわのねんどで指輪ヘアピンなどのオリジナルアクセサリーを作ることができる。星やハートなどのシリコン型がついているので、小さなこどもも簡単に楽しめる。誤飲の危険性など安全面も配慮されている。
2021.4 発売
商品の形をしたシールをお買い物かごに移動して、お買い物ごっこが楽しめる商品。シールを大きく簡単な形にしているので、指の巧緻性がそれほど高くない小さなこどもも遊ぶことができる。シールのキャラクターが動物なのは、女の子だけでなく男の子にも楽しんでもらうための工夫。
2021.4 発売
01
講義、リサーチ、試作、会議
コラボ初回はアーテックの会社や商品を知る講義。これから取り組む課題についても説明が。
02
中間プレゼン
自分たちの課題をそれぞれまとめて発表。商品開発のプロからのアドバイスも。
03
最終プレゼン、商品化案決定
中間プレゼンでの意見やアドバイスをもとに最終のプレゼン発表。作りこまれたパワーポイントにも注目。
04
サンプル作成
05
商品化、販売
梅花女子大学生×(株)アーテック Comment
コラボレーションの中で得られた学びや経験、現場での声。
ルールがわからなくても楽しめる
時間をかけて練った案だったので、完売したと聞いた時は本当にうれしかったです。ルールがわからなくても、 自分なりの遊び方で楽しんでもらえればと思います。
梅花女子大学 こども教育学科 卒業生
[商品化第1弾]原案 考案
難しすぎず簡単すぎない商品にと配慮
学科の学びをいかして、対象年齢である幼稚園から小学校低学年のこどもにとって、難しすぎず、簡単すぎない内容になるよう工夫しました。
梅花女子大学 こども教育学科 卒業生
[商品化第2弾]原案 考案
安全面にも配慮しながら、こどもたちのモノ作りを応援
こどもたちが楽しくモノ作りに親しめるように工夫しました。誤飲の危険性への配慮など、安全面にも注意しました。
梅花女子大学 こども教育学科 卒業生
[商品化第3弾]原案 考案
難しかったけれど挑戦してよかった
教育的な要素を出しすぎず、遊びの要素を強くしようと心がけました。アイデア出しをするのは難しかったですが、挑戦してみてよかったです。
梅花女子大学 こども教育学科 卒業生
[商品化第4弾]原案 考案
コラボ教材には、企業とは全く視点の異なる大きな価値を実感
2019年に梅花女子大学で行われた「教育・学習ビジネス研究会」に参加させていただいた際に、大学生のみなさんが世界に挑み、企業と協力して社会の中に新しい文化を生み出している姿に感銘を受け、弊社もぜひコラボさせていただきたいと思いました。実際に今回の連携プロジェクトで開発された教材を私自身も触って遊び、企業だけでは作ることのできない、全く視点の異なる大きな価値を実感しました。第1弾のカードゲームは、初回ロットを数日で売り切りました。これからも学生のみなさんとの新しいチャレンジができることを楽しみに、胸を躍らせております。
株式会社アーテック
代表取締役社長 藤原 悦さん