人間工学 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
14113 | 生活科学科専門科目 | 後期 | 2・3・4 | 2 | 岡田 明 |
授業の主題(テーマ) |
使いやすく安全で快適な生活空間や生活機器をデザインする |
授業の目標(講義概要) |
高齢社会の到来やユニバーサルデザイン思想の浸透に伴い,使いやすく安全で快適な生活空間や生活機器のデザインが求められています.こうした空間やモノをデザインするために,それを用いる人間の生理的機能や心理的特性を明らかにするのが人間工学です.その知識や考え方に基づく空間づくりモノづくりを解説し,それらを推し進めていける人材を育てます. |
授業計画 |
毎回ひとつのテーマを取り上げ,全体を通じて「人間工学」の知識や考え方,およびそれに基づくデザインを論じます. 第 1週 イントロダクション −人間工学とは何か,なぜ必要か 第 2週 人間工学に基づくイスのデザイン 第 3週 ヒトのかたちに合ったモノづくり −ヒトの寸法とプロポーション 第 4週 家具の人間工学的設計 第 5週 生活の中のヒトの動きと姿勢 第 6週 表示のデザインとモノの見え方 第 7週 なぜそんな見え方になるのか −ヒトの視覚機能 第 8週 現実の世界とヒトが感じる世界は違う −視覚心理学 第 9週 エイジングと高齢者の住宅づくり 第10週 ユニバーサルデザイン 第11週 疲労とストレス −どちらも生きていくために必要 第12週 ヒューマンエラー −ヒトはなぜ間違いを犯すのか 第13週 公共空間のデザイン −群集の行動パターンと標識のデザイン 第14週 人間工学の今後の課題 第15週 課題レポート |
評価方法 |
出席状況,課題レポート(授業内容を問うもの) |
テキスト |
教科書なし.毎週プリントを配布します. |
備考 |
座りやすいイス,使いやすい家電製品,わかりやすい携帯電話,快適な室内,安全な自動車...これら全ては人間工学の研究結果によるものです. |