ことばと社会

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
13325   教養 後期 1・2・3・4 2 大原 始子

授業の主題(テーマ)
ことばと社会の密接な関わり〜身の回りにあるさまざまな姿のことば

授業の目標(講義概要)
世代、男女、民族、階層によって、使われることばが違う。どう違うのか、なぜ違うのかを学んでいく基礎的な講義。日本語に見られる地域差、世代差、男女差、そして英語に見られる地域差、民族差、社会階層差を素材に、なぜことばの違い(バリエーション)が発生し、どのような機能を持っているかを概観していく。

授業計画
1.オリエンテーション 言語と方言 日本と世界の方言
2.方言の標準化 方言・標準語・公用語・国語
3.世界の英語 地域差
4.若者ことばとシルバーことば
5.「アクセントの平板化」ビデオ視聴
6.レポート発表
7.若者ことばのアイデンティティ 
8.アクセントとイントネーション
9.日本語の方言アクセントの変化
10.アメリカとイギリスの社会階級による発音の違い
11.敬語と男女差
12.女性ことばのアイデンティティ
13.外来語

進度により、内容を変更する場合がある。


評価方法
期末の筆記試験とレポート(必修)によって総合的に評価する。授業中に質問や意見を求めるが、その回答状況も考慮に入れる。

テキスト
『新世代の言語学』 飯野 公一他著 くろしお出版 1800円

備考
日常使うことばをよく観察するようにしましょう。外国語にも関心があることが望ましい。