攻撃性の心理 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
14413 | 教養 | 後期 | 1・2・3・4 | 2 | 岡田 督 |
授業の主題(テーマ) |
破壊と再創造 |
授業の目標(講義概要) |
人間の心の中には、愛する心と同時に憎む心も存在する。創造する気持と破壊してみたい気持ちも、また同時に存在する。それは人間のもつ自然な当然の心理であり、生きていくうえでの大切なエネルギーとなる。本講義では一般社会ではマイナスとイメージ、あるいは恥じるべき心として捉えられている攻撃的な気持ちを、攻撃性=人間性といった観点に立ち、自己愛、独立心から児童虐待、非行、犯罪、家庭内暴力、サディズムなど、性格テストなども用い分析していく。 |
授業計画 |
1.攻撃性の定義と心の力動的把握 暴力や争いなどの行動として現れる攻撃性 敵意や憎しみ嫉妬など情緒として現れる攻撃性 人と競い能力を高めていく力や独立心としての攻撃的要素 こういった心の諸現象を定義しながら力動的に把握する 2.攻撃性の歴史的変化の概観 原始時代から現代にいたる、人間の攻撃性についての考え方を概観する 特にフロイトの生と死の欲動からそれ以後の展開について 3.攻撃性表出の諸要因への検討 攻撃性の表出は、個々様々であるが、その形成の主要因を生育歴に求め 事例を通じて考察する 4.心の諸現象の分析 児童虐待や非行、家庭内暴力などの問題や、サディズムなどの性格につい ての分析を行う |
評価方法 |
授業中の提出物、および期末試験によって評価 |
テキスト |
備考 |