英米文学と映画 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
11219 | 教養 | 後期 | 1・2・3・4 | 2 | 阪本 芳幸 |
授業の主題(テーマ) |
文学作品の映画化を考える |
授業の目標(講義概要) |
文学がどのように映画化されているかをエミリー・ブロンテの『嵐が丘』をテキストにして考察する.同作品は1939年、1953年、1970年 、1985年、そして1992年と5回にわたって映画化されている.これに加えて、日本で1988年に制作された映画がある.これらは白黒映画時代から現代にまで、また、アメリカ、イギリス、フランス、そして日本と、幅広くに渡っていることからも分かるように、映画化向けの人気作品の一つである.それぞれいわゆる一世代以上を隔てて映画化されているために、時代の鏡となっており、また、国の鏡ともなっている.それぞれの映画作品の特徴を考えて、文学作品と英語との関係を探ってみたい. 受講者には各自の視点からふたつ以上の映画化作品を比較・検討してもらう. |
授業計画 |
評価方法 |
学期末レポートにより評価する |
テキスト |
テキストは使用しません。 ただし、受講者は William Wyler ウィリアム・ワイラー監督 『嵐ヶ丘』(1939) 制作:アメリカ Luis Bunuel ルイス・ブニュエル監督 『嵐が丘』(1953) 制作:メキシコ Robert Fuest ロバート・フュースト監督 『嵐が丘』(1985) 制作:アメリカ Jacques Rivette ジャック・リヴェット 『嵐が丘』(1970) 制作:フランス 吉田喜重 監督 『嵐が丘』(1988)制作:日本 Peter Kosminsky ピーター・コズミンスキー監督『嵐が丘』(1992) 制作:イギリス 以上六本の映画化された『嵐ヶ丘』を観ておくこと |
備考 |