アジアの歴史

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
203901   教養 後期 1・2・3・4 2 鷹取 祐司

授業の主題(テーマ)
調べて見て考える中国史

授業の目標(講義概要)
大学での課題は、自分で問題を発見し自分でその解決方法を見つけ出し自分でその問題を解決することであり、また、歴史は単に過去の出来事を覚えるだけのものではなく、それを将来に生かしてこそ学ぶ意味があると私は考えている。そこでこの講義では、取り上げる内容について自分で調べ、講義内容に対して自分なりの考えを持つことを目的としたい。本講義を通して、主体的に物事を考える態度を身に付けてもらいたいのである。

授業計画
1 ガイダンス
2 黄土高原の自然環境と生活……ヤオトン(窰洞)
3 国家の発生……河姆渡遺跡・良渚遺跡・二里頭遺跡
4 殷王朝と青銅器文化……殷墟・三星堆遺跡
5 諸子百家の思想……孔子・孟子・荀子・韓非子
6 始皇帝の天下統一……秦始皇帝陵兵馬俑
7 始皇帝暴君論の再検討……その政治と法
8 シルクロードと漢帝国……楼蘭王国
9 三国志の展開(1)……三顧の礼(207)まで
10 三国志の展開(2)……孔明陣没(234)まで
11 北魏の華北支配……皇帝如来と漢化政策
12 大唐帝国の落日……玄宗と安史の乱
13 風流天子・徽宗……北宋の文化
14 清乾隆帝の一日……君主独裁制の実態

授業では講義をするだけでなく、できる限り映像資料を利用することで諸君にその時代をイメージしてもらいたいと考えている。

評価方法
試験は実施しない。事前調査とコメント、及び学期末レポート(「授業を受けて考えたこと」2000字以上)による。

テキスト
使用しない。参考文献は講義初回に紹介する。

備考
受講者は毎回の授業において、授業で取り上げる内容についての事前調査(400字以上、インターネットなど利用可)と講義内容に対するコメント(400字以上、オリジナルに限る)を作成し提出すること。