古代を掘る |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
203751 | 教養 | 前期 | 1・2・3・4 | 2 | 森岡 秀人 |
授業の主題(テーマ) |
考古学からみた国家の形成−新しい日本古代像− |
授業の目標(講義概要) |
日本列島の各地で実施されている遺跡や古墳の発掘調査により、土中からは日々新しい歴史情報がもたらされている。この講義では、科学的な考古学の調査手法や歴史解読のおもしろさを紹介しつつ、日本の原始・古代の社会を復元し、国家の成り立ちを東アジアの視野から興味深く検討する。考古学と古代史のかかわり合いについてもわかりやすく説き、最新の国家形成史を講述する。 |
授業計画 |
1.日本列島の遺跡と考古学への招待 2.旧石器・新石器の時代 3.農耕社会の発展 4.女王卑弥呼と邪馬台国 5.ヤマト王権の支配 6.古墳文化の解読 7.日本の古代と律令 8.古代集落と生活・文化 9.遺跡・遺物の見方 10.考古学への夢 |
評価方法 |
日常の出席を最も重視し、試験の成績を加味する。 |
テキスト |
『日本史講座』第1巻 東アジアにおける国家の形成 東京大学出版会 2004年 |
備考 |
テレビや新聞で数多く報道される埋蔵文化財の発掘ニュースなどに興味と関心を示し、豊富な歴史情報を発信している考古学を難しい学問と思わないこと。ビデオを2〜3回用い科学的な考古学研究の現状も紹介に努める(高松塚壁画古墳の発掘、AMS年代測定など) |