老人福祉特論

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  通年   4 大塚 保信

授業の主題(テーマ)
老人福祉を具体化する政策・計画の課題

授業の目標(講義概要)
まず、わが国及び欧米諸国の老人福祉の体系と発展経過を概観し、急激に変容した社会構造や社会制度のなかで、高齢者や家族のニーズの変化に老人福祉の重点がどのように変遷し、目前に迫った超高齢社会に対応すべき老人福祉政策・老人福祉計画に求められる課題は何かを考究する。ことに身近な基礎自治体(市町村)の政策主体としての役割に注視したい。また介護保険導入に伴う民間の福祉活動(NPOも含む)の動向にも注意を払い、老人福祉を具体化する政策・計画の背景にある政治動向や社会経済状況にたえず配慮した研究を深める。

授業計画
1)老人福祉施策の動向(日本)
2)老人福祉施策の動向(欧米)
3)老人福祉の行・財政(国)
4)老人福祉の行・財政(地方公共団体)
5)老人保健福祉計画と介護保険事業計画の現況と課題
6)民間による老人福祉サービス(シルバサービス、NPOを含む)
7)老人福祉と関連施策(医療保障、社会保障、年金等)

評価方法
出席重視。能動的な予習・研究への取組み姿勢に評価の重点を置く。原稿用紙10枚(4000字)程度のレポートを求める。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
使用しない。      

備考
老人福祉に関する専門誌、さらに新聞報道等を通して最新の情報を把握するよう心がけてほしい。現況を踏まえたうえで、将来展望を描ける老人福祉を議論し研究を深めたい。