中国文学特殊講義T

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  通年   4 菅本 大二

授業の主題(テーマ)
中国古代における「天」の思想の展開

授業の目標(講義概要)
「天」の思想は、殷王朝から周王朝への王朝交代期に生まれた、中国古代における、おそらく最初の「思想」と呼びうるものであった。それは、社会的・政治的な視点を有しており、春秋戦国期をへてさまざまに形を変えて伝わっていった。そして漢代においては、儒教が国家の正統教学になるにあたって、この「天」の思想が大きな役割を果たし、「天」が東洋における倫理規範の頂点に位置づけられもした。本講義では、この漢代に至るまでの「天」の思想の展開について論じてみたい

授業計画
「天」の思想の原点―殷周革命
「天」の思想の成立―周王朝期の「天」
「天」の思想の展開T―孔子と「天」
「天」の思想の展開U―孟子
「天」の思想の展開V―墨家の「天」
「天」の思想の展開W―荀子の「天人之分」論前史
「天」の思想の展開X―荀子の「天人之分」論
「天」の思想の展開Y―出土資料における「天」
「天」の思想の展開Z―他の諸子百家における「天」
「天」の思想の展開[―法家における「天」の思想のあらわれ方
「天」の思想の展開\―秦王朝と「天」
「天」の思想の展開]―漢初における「天」
「天」の思想の完成T―董仲舒の登場
「天」の思想の完成U―董仲舒の天人思想
「天」の思想の完成V―『漢書』における「天」

評価方法
出席状況と期末に課すレポートの成績

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備考