環境指標生物学 |
受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
科専 | 前期 | 2・3・4 | 2 | 鳥本 昇 |
授業の主題(テーマ) |
指標生物をとおして環境を観る目を培う |
授業の目標(講義概要) |
環境汚染を啓示する指標生物は多く知られている。水生昆虫は水の、またコケやアサガオは大気汚染の指標となる好個の素材である。物理、化学的な測定値で環境の汚染度を認知するだけではなく、人間と同じく生命活動を営む指標生物が環境の悪化から受けるダメージを肌で感じとることにより、より良い環境の回復とその保全には今我々は何をすべきかを一緒に考える。可能なかぎり、休日を利用して各自が野外で観察して得た資料をもとに講義をすすめたい。 |
授業計画 |
第1回:はじめにー環境変化と生物、環境指標生物 第2回:レッドデーダブックより、消えていく生物(1) 第3回:消えて行く生物(2)、日本における生物の絶滅危惧種 第4回:適当な指標植物(例アサガオ)を鉢植えにして育てる 第5回:育てた指標植物を、人工的に大気汚染物質(NO2,SO2)に触れさせる 第6回:タンポポ・セミの抜け殻の調査と都市化 第7回:コケ類と環境、コケ類を用いた大気汚染調査とその意義 第8回:大阪府下におけるコケを使った環境調査の一例 第9回:藻類と富栄養化(水の色と藻類の繁殖状況、顕微鏡下で観察) 第10回:河川の水生生物と環境(顕微鏡下で観察) 第11回:環境汚染度を化学的・物理的な方法で知る(演示実験) 第12回:大気汚染の現状 第13回:全体のまとめ |
評価方法 |
出席状況、各自の観察への取り組み状況および期末試験で評価する。 |
テキスト書名 | 編・著者名 | 出版社 | 価格 |
使用しない。 |
備考 |