社会心理学

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  科専 後期 3・4 2 渥美 公秀

授業の主題(テーマ)
ボランティアのグループ・ダイナミックス

授業の目標(講義概要)
阪神・淡路大震災を契機として、様々な分野でボランティアに注目が集まっている。本講義では、様々なボランティア活動を事例とし、グループ・ダイナミックスの考え方を紹介する。ボランティア個人の心理だけではなく、NPOやNGOといった組織の動向にも目を向けて、ボランティアのグループ・ダイナミックスに関する理解を深める。受講前後で、ボランティアに対する見方が少しでも変化していれば、本講義の目的は達せられる。

授業計画
第1回:はじめに−ボランティアを研究するとは?
第2回:阪神・淡路大震災とボランティア
第3回:ボランティア研究−社会心理学(1)
第4回:ボランティア研究−社会心理学(2)
第5回:ボランティア研究−グループ・ダイナミックスへの転回
第6回:ボランティア研究−グループ・ダイナミックスの展開
第7回:事例研究(1)災害ボランティア
第8回:事例研究(2)動物介在療法の現場より
第9回:事例研究(3)地域通貨とまちづくり
第10回:事例研究(4)学校とボランティア
第11回:事例研究(5)環境NGOの現場より
第12回:理論的展開−ボランティアの動機
第13回:理論的展開−震災を伝える
第14回:総括
第15回:試験

評価方法
出席(50%)、試験(50%)。授業中に話したことへのコメントを随時書いてもらい、出席点とします。試験は、テキストと自筆ノートの持ち込みありで、論述式です。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
ボランティアの知−実践としてのボランティア研究 渥美公秀 大阪大学出版会 1,000円(税別)

備考
ボランティア活動に参加した経験は問いません。