人間学演習V |
受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
(2) | 科専 | 通年 | 4 | 2 | 隈元 泰弘 |
授業の主題(テーマ) |
人間学 ――新しい人間観の確立をめざして―― |
授業の目標(講義概要) |
どうして今、人間学が重大なのか。現代という時代においては、人間が自然破壊や戦争によって自分自身を破滅の危機へと追い込んでいるからである。人間はなによりも自分自身についてよりよく知らなければならない。人間にとって最も不思議なのは人間自身であり、人間への問いは、自分自身への問いにつながっている。なぜ自分はこんな自分なのだろう。(以上T,Uと共通)各自の問題意識を深く突き詰め、思考錯誤しつつ、それなりの解決策を見出したい。 |
授業計画 |
演習Uの成果に基づき、各自の設定した問題をさらに先鋭化して、問題それ自体を学問的水準にまで高める。さらに、その問題についての過去の研究を周到に調査し、そこから学ぶところと批判すべきところを区別して、一方で過去の研究の上に積み上げつつ、他方では過去の研究の不十分な点を明確化してそれを克服し、新たな独自の観点を提出できるよう試みる。 重大なことは、失敗を恐れず、試行錯誤を繰り返しながら、常に新たな試みに挑戦することである。 本演習は、より専門的な文献の講読や課題発表・議論等を通して、以上のような視点から参加者各自がそれぞれの問題に取り組むことによって、大学生活の総決算となるような成果を築き上げることを目指すものである。 |
評価方法 |
レポートおよび平常点(出席状況、課題発表と質疑応答の内容等)によって総合的に評価する。 |
テキスト書名 | 編・著者名 | 出版社 | 価格 |
なし |
備考 |
これが大学で自分の打ち込んだものだ、と言えるものを卒論で完成させることを目指してほしい。 |