社会学講義B

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  科専 後期 2・3・4 2 本村 汎

授業の主題(テーマ)
人間の「心」の臨床社会学的考察:自己実現にむけて

授業の目標(講義概要)
これまで、問題行動に対して、医学、心理学、社会学がそれぞれの「専門性」の立場から、取り組んできた。しかし、人間の実際の行動は、それぞれの学問が取り組んできた側面、つまり、生理的側面、心理的側面、そして人間関係(対象関係)の側面が相互に影響しながら起こっている。本講義では、この命題を「ストレス病」と言われる「心身症」や「PTSD」(心的外傷後ストレス傷害)の臨床例を通じて検証する。

授業計画
1.個体要因優位説の限界
 1-1 遺伝的要因
 1-2 体型要因
 1-3 生化学的要因
 1-4 対象関係の重要性
2.対象関係の所産としての「心的装置」
 2-1 衝動エネルギー2元論
 2-2 「自我」と問題解決様式としての文化
 2-3 「超自我」と文化的価値規範としての文化
 2-4 「自我」の再組織化とライフスタイルの変容
 2-5 健康な「心」の発達課題
3.臨床社会学の対象と支援方法
4.臨床事例の臨床社会学的考察

評価方法
 

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備考