*キリスト教福祉論

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  福専 後期 3・4 2 永岡 正己

授業の主題(テーマ)
キリスト教と福祉実践

授業の目標(講義概要)
キリスト教の視点から社会福祉の思想や実践のさまざまな事例を学び、キリスト教の人間観と社会福祉、介護福祉、保育、看護等に共通する福祉のあり方について考え合います。

授業計画
1キリスト教福祉とは何か−その理論と実践を考える
2キリスト教福祉の原点−福音書のイエスと福祉
3イエスの教えと子ども家庭福祉−子どものように生きる
4宮沢賢治の聖書−『どんぐりと山猫』『虔十公園林』を読む
5ハンディキャップをもつ人々と糸賀一雄の実践−世の光として生きる
6ホームレスの人々の現状と支援活動−小さくされた者とは誰か
7福祉・介護・看護の中の死−ターミナルケアといのちの希望
8人権回復へのたたかいと支援−ハンセン病元患者の辿った軌跡
9女性福祉と聖書−性的搾取、買春問題への社会福祉からのアプローチ
10アジアの平和と福祉−木浦共生園、台北愛愛院、天橋愛隣館の歩みと現在
11石井十次と山室軍平の実践から学ぶもの−すべてのものをもつ
12貧しい人々、悲しむ人々の幸い−救い、平等、社会変革への道すじ
13ボランティアとディアコニー−隣人愛の論理と倫理
14キリスト教福祉の課題と展望−全人的理解と価値にむかって
15まとめと話し合い

評価方法
期末レポートと、授業での小レポート、出席を合わせて評価します。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
新共同訳聖書を用います。      

備考
具体的な福祉実践事例を取り上げて授業を行いたいと思います。問題と実践への関心をもち積極的な姿勢で受講してください。視聴覚教材を随時用います。