社会福祉発達史T |
受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
福専 | 前期 | 2・3・4 | 2 | 永岡 正己 |
授業の主題(テーマ) |
世界の社会福祉の歩み |
授業の目標(講義概要) |
世界の社会福祉の歩みについて、社会や生活の変遷と関連させて具体的に学ぶ。イギリス、アメリカ、ヨーロッパ、北欧、アジアの主要諸国の社会福祉の歩みとその背景を通して社会福祉の発展の共通性や特質を理解する。またそれらと対比して、日本の社会福祉の歩みを比較する。講義を通して社会福祉の歩みの全体像を捉え、社会福祉の政策・実践・技術・思想の総合的な理解を行うとともに、今日の到達点と課題を考える。 |
授業計画 |
1序論−社会福祉史の視点と課題、全体像 2イギリス救貧法の成立と展開−救済と懲罰の論理 3イギリス慈善事業における人間と社会−援助の専門化 4イギリス社会事業の成立−社会帝国主義と植民地のはざまで 5イギリスにおける福祉国家の成立と展開−福祉国家の限界と課題 6アメリカ救貧制度と慈善事業−移入と自立、ネイティブ、移民の視点から 7アメリカ慈善事業実践の発展とソーシャルワークの成立−人と組織の働き 8アメリカにおける社会福祉の成立−ニューディール期から戦後へ 9アメリカにおける社会福祉の展開と歴史的特質−貧困戦争から今日へ 10ヨーロッパ社会福祉の歴史−ドイツ、フランス、イタリアの相似性と異質性 11北欧社会福祉の歴史的成立−スウェーデン・モデルの背景と特徴 12アジア諸国の共通性と多様性 13世界の社会福祉の歩みから見た日本の展開と特徴 14まとめ:社会福祉の歩みから学ぶもの 15質疑と話し合い |
評価方法 |
評価は期末試験に、レポート、出席点を加えて総合的に行います。 |
テキスト書名 | 編・著者名 | 出版社 | 価格 |
社会福祉の歩み−欧米編 | 一番ケ瀬康子監修、山田美津子著 | 一橋出版 | 1,000円 |
備考 |
今日の動向に関心をもち積極的な姿勢で受講して下さい。 |