コミュニケーション概論

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  比専 前期 1 2 福西 淳

授業の主題(テーマ)
キーワードで学ぶ異文化コミュニケーション ― 地球市民を目指して

授業の目標(講義概要)
「文化はコミュニケーションであり、コミュニケーションは文化である」といわれる。異なる文化は、それぞれ異なるコミュニケーション体系を持ち、かつ、両者は密接な関係を持っている。今日、地球上のどこの人たちともコミュニケーションができ、国際化が進む背景がここにある。これを踏まえて、異文化間コミュニケーションを円滑に行う上での諸問題を考察する。文化、異文化コミュニケーション、言語・非言語コミュニケーション、レトリック ― などを、キーワードをひろいながら、一緒に勉強しよう。

授業計画
1 授業全般を通しての説明等。コミュニケーションの基礎概念。
 コミュニケーションと文化の関連性
2 「一般文化」、支配文化、サブカルチュア等の定義。対人コミュニケーション・モデル
3 異文化コミュニケーション・モデル。社会・文化コンテクスト
4 言語メッセージ、言語記号論
5 ノンバーバル・コミュニケーション(非言語メッセージ)
6 異文化接触(適応・不適応)、文化差別、文化変容、文化相対論
7 カルチャーショック と その克服
8 ステレオタイプとは?  → 偏見、(民族)差別へ
9 レトリック、メタファー(スピーチ・コミュニケーション実践のために)
10 文化 と 生活時間・時間観念(コミュニケーションに大きく関連)
11 マス・コミュニケーション と 異文化伝播
12 全体ディスカッション(これまでの講義内容を踏まえて討議する
   「全員参加の討論会」)
13 コミュニケーション・ギャップと国家関係

評価方法
中間レポート、定期試験、それに、期間中、少なくとも1回は行う予定の全員ディスカッション(下記、備考欄の説明参照)への積極的参加、熱意度などによって、総合的に評価する。 試験は、授業に真面目に出席していれば、さほど難しくはないでしょう。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
テキスト:なし       

備考
中間レポートは、授業と平行して、別に指定した課題図書を読んでもらって、レポートを提出していただく。 全員ディスカッションは、コミュニケーションの実践の場として、授業と関連するテーマについて、全員で討議するものです。