マンガ論講義A

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  児専 前期 3・4 2 竹内 長武

授業の主題(テーマ)
戦後ストーリー・マンガの歴史を理解する

授業の目標(講義概要)
ストーリー・マンガは、戦後になって急速に広まった。戦後のマンガ文化は、団塊の世代にむけて出版が続いたものだが、その世代が子どもから大人に変わるにつれ、出版形態も大きく変化していく。そして60年代後半、日本には大マンガブームが訪れた。そうした流行の一方で、マンガはさまざまな事件を引き起こしてきた。差別、著作権問題、盗作、性表現などの事件である。本講義ではそうした事件を視野に入れつつ、戦後の代表的な作品をたどり、戦後マンガの歴史を明らかにしていく

授業計画
第1回 授業のねらいと概略
第2回 赤本マンガ事件
第3回 月刊誌と絵物語
第4回 月刊誌とストーリーマンガ
第5回 貸本と劇画
第6回 少年少女週刊誌の創刊
第7回 マニア誌の創刊
第8回 青年誌の創刊
第9回 少女マンガの台頭
第10回 エロ劇画の世界
第11回 70年代の事件
第12回 80年代の事件
第13回 90年代の事件
第14回 戦後マンガの歴史と事件

評価方法
出席およびレポートの総合評価

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
戦後マンガ50年史 竹内オサム著 筑摩書房 1,400円

備考