日本児童文学演習UB

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  児専 通年 3 2 畠山 兆子

授業の主題(テーマ)
日本の児童文学作家・作品研究

授業の目標(講義概要)
日本の児童文学の特質を明らかにし、現代のファンタジーにつながる想像力の源をもとめて、前期は大正時代を代表する雑誌「赤い鳥」を取り上げる。芥川龍之介、豊島与志雄、有島武夫等文壇作家の作品や小川未明、坪田譲治、新美南吉等の作品が発表されており、子どもの文学に向けられた時代の熱いまなざしを明らかにする。後期は、前期に学んだことを生かして、各自が関心を持つ作家や作品をとりあげる。

授業計画
1 授業予定説明 「赤い鳥」について(1)
2 「赤い鳥」について(2)
3 「赤い鳥」と周辺雑誌
4 芥川龍之介「蜘蛛の糸」
5 「蜘蛛の糸」論争
6 芥川龍之介「杜子春」
7 島崎藤村「二人の兄弟」
8 有島武郎「一房の葡萄」
9 小川未明「月夜と眼鏡」
10 豊島与志雄「天下一の馬」
11 豊島与志雄「天狗笑い」
12 坪田譲治「魔法」
13 新美南吉「ごん狐」
14 レポートの書き方
15 後期発表テーマ、その他決定
16 作品研究の方法
17 資料収集の方法、資料の読み方
18 発表
19 発表
20 発表
21 発表
22 発表
23 発表
25 発表
26 発表
27 発表
28 レポートの書き方 相談

評価方法
出席、発表、課題レポートを総合して評価

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
雑誌「赤い鳥」の作家たち 畠山兆子編   1,000円

備考
授業中に販売