外国児童文学演習TA

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  児専 後期 2 1 丸尾 美保

授業の主題(テーマ)
外国児童文学作品へのアプローチ −「魔法」をキーワードにして−

授業の目標(講義概要)
外国児童文学について学ぼうとする人のための予備演習を行う。作品分析の一つの方法として、魔法の出てくる作品(絵本を含む)をとりあげ、作品の中で魔法がどんな働きをしているのかを考察する。各自が作品を選び、分析するための資料の探索や利用方法の演習も行いながら、発表やレポートを通して考察を深めていくことをめざす。扱う作品は主に英語圏や北欧・ロシアの児童文学。

授業計画
第1回:外国児童文学研究の多様な方法について紹介する。
演習用の作品リストの配布。魔法が扱われている短い作品を読む。
第2回:バーネット作『秘密の花園』を読んできて、作品の多様な研究方法につい
て考える。『秘密の花園』の魔法とは何かを考察する。
第3回:『秘密の花園』を例に、資料探索の実習。
第4回:資料探索の結果をグループで発表する。
第5回:各自作品を選定し、それを選んだ理由を簡単に発表する。
例として短篇を読み、分析・考察の演習をする。
第6回以下、マーヒー作『足音がやってくる』などを例に分析の演習を行いなが
ら、各自の選定した作品についての分析・考察を深めていく。
なお、うち一回は特別授業として絵本に描かれた魔法について考察する。

評価方法
授業中の発表およびレポート。出席を含めて総合的に評価する。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
授業中にプリント配布。      

備考