言語学各論B

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  日専 後期 2・3 2 大原 始子

授業の主題(テーマ)
社会言語学〜ことばの多様性

授業の目標(講義概要)
日本語における地域方言(変種)と、世代差、男女差、職業差によって生じる社会方言(変種)の基本的な例を学んでいき、内省を交えながら、最近の変化について触れていく。日本ではあまり観察されない社会階級差による変種については、英国、アメリカを例に取り上げる。これらの理解を進める上で、アクセントとイントネーション、談話分析などのついて専門的な内容を学習していく。

授業計画
オリエンテーション
以下、後期で取り上げる主な項目である。
* 世代による変種〜若者ことば
* 世代による変種〜アクセントの平板化
* アクセントとイントネーション
* 世代による変種〜「ら」抜きことば
* 男女の違い〜丁寧語
* 男女の違い〜談話の構成
* 職業による違い〜窓口での対応
* 社会階層による音の変異〜イギリス
* 社会階層による音の変異〜アメリカ
* 職階の違いによる音の変異
* 言語使用における階層間の態度差(hypercorrection)
* 言語使用にける男女間の態度差 (covert prestige)
* 京阪アクセントと東京アクセント
* 関西で起きているアクセントの変化
* 談話分析の方法

評価方法
期末の試験と課題のレポートによって評価する。授業中の質問への回答状況も考慮に入れる。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
       

備考
日常使っていることばに関心を向け、客観的に捉えていく態度が望まれる。