基礎演習日本文学

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
(2) 日専 通年 2 2 尾上 新太郎

授業の主題(テーマ)
芭蕉の句解の方法を身につける。芭蕉の芸術観を探索する。

授業の目標(講義概要)
芭蕉が深川移住を敢行した頃の彼の作品を主に取り上げ、その解釈を各自にやらせる。あわせて、芭蕉の芸術観について考えさせる。芭蕉の芸術観は日本中世の芸術思想を外しては考えられない。この点は、私の方からお話する。さらには、各自の人生観構築に役立つよう、日本古典文学研究のあるべき基本姿勢についてお話する。

授業計画
1.芭蕉の伝記
イ.出生地・伊賀の社会状況について
ロ.深川移住までの芭蕉の生活
ハ.旅の日々の実際
2.芭蕉の芸術観
イ.中世日本の芸術観の特色
ロ.芭蕉の芸術観
ハ.特に晩年の芸術観について
3.句解
イ.いくつかの句を取り上げ、私が解釈の手本をまず示す。
ロ.学生諸君それぞれに句解をやってもらう。
ハ.芭蕉、又、日本の古典から私たちが学ぶものは何か。このことについて句解の
途次、話し合う。

評価方法
出席重視。

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備考