日本文学作品研究4

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  日専 通年 2・3 2 佐藤 真知子

授業の主題(テーマ)
漂泊の魂ー『奥の細道』を読むー

授業の目標(講義概要)
芭蕉は、特に晩年の十年間を旅(漂泊)に生きた。全力を尽くして完成させた作品が『奥の細道』である。それは紀行文学の最高傑作の一つと位置づけられる。作品研究の一つの方法として、『奥の細道』に収録された発句を中心として解釈する。目標は、的確に発句の解釈をすること、それを通して紀行文学『奥の細道』を理解することである。

授業計画
第一回目は、これからの講義の内容、計画、評価方法などを説明する。
次に芭蕉と『奥の細道』についての概説をする。
第二回目は、『奥の細道』に収録された発句を中心として解釈するにあたり
以下の基本的項目を解説する。
 @ 俳句の基本的理解−季語と切字について−
 A 解釈の基本的手順−語釈と俳句の文法−
 B 総合的解釈
第三回目以降は、一句ずつ解釈する。
最終回は、まとめをする。

評価方法
平常点(出席状況、授業態度などを含む)と、提出物により総合的に評価する。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
芭蕉俳句集 中村俊定校注 岩波書店(岩波文庫) 550円

備考