モバイルコンピューティング

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  情報メディア 後期 1 2 谷川 冬二

授業の主題(テーマ)
技術はどのように人間社会を結ぶのか

授業の目標(講義概要)
「何処ででも使えるコンピュータ」は技術と人間に求められる関係の理想形のひとつである。それに向かって、現在の日本では、携帯電話、Zaurusと PalmとWindowsCEに三分される携帯情報端末、可搬性の高い小型コンピュータが、それぞれに発達しつづけている。これらの共通点あるいは相違点を検証しつつ、これらが提示する生活スタイルが人間の暮らしをどのように豊かにしうるのかを考察する。

授業計画
a.モバイルの定義
 @.「ケータイ」からノート型コンピュータまで
b.小型高性能化の歴史
 @.携帯電話の場合
 A.携帯情報端末の場合
  - Zaurus
  - Palm
  - WindowsCE
  - その他
 B.小型コンピュータの場合
  - IBMの試み
  - 小型ワープロ
c.モバイルされるのは何か
 @.スタンドアローンとネットワーク
 A.移動し拡散するコミュニティ
d.携帯情報端末の機能から占うモバイルの未来
 @.Linux Zaurusが示すもの
 A.PalmOSが示すもの
  - CLIEと海外の製品群
 B.WindpwsCEが示すもの
  - PocketPCとHandheldPC
e.補遺:関連技術について
 @.電池

*@.〜C.が示す小単元に原則としてそれぞれ1週を当てる。

評価方法
単元ごとの小テストもしくはレポート、その他随時行なうミニ・クイズ、授業への貢献度、出席状況、などを総合して行なう。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
使用しない。      

備考
モバイルコンピューティングの世界は変化が激しい。将来性が高かったはずの会社が合併吸収されるのに半年かからない。授業計画は、したがって、あくまでも2003年末時点でのものである。(テーマと講義概要は変わりません。)