住居造形実習

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  生活環境 前期 1・2・3・4 2 藤堂 敏・青砥 聖逸

授業の主題(テーマ)
テクスチュアと色彩の組み合せ、平面から立体へ、造形のおもしろさを知る

授業の目標(講義概要)
〔藤堂〕身近な素材を用いて、テクスチュアや色彩の組み合せによる立体のバリエーションを作り、形体とテクスチュア、色彩との相互関係を学習します。課題の最後にそれらをまとめ、表現力、構成力を養いましょう。 〔青砥〕:ペーパークラフトを通して、楽しく形の面白さを学びましょう。平面から立体を捉えて、一枚の紙から起こし絵風に形を作り上げることで、造形把握、立体感覚、素材を活用する力を養います。

授業計画
第1回:テーマ1「形体とテクスチュア、色彩との相互関係」の解説
第2回:同一素材を用いたテクスチュアのバリエーション
第3回:同一素材を用いたカラー・バリエーション
第4回:テーマ2「3つの卵を運ぶためのパッケージ」の解説と試作
第5回:テーマ2の課題制作、パッケージのカラーデザイン解説
第6回:テーマ2の課題制作
第7回:作品発表と講評
第8回:ペーパークラフトの基礎練習。サイコロとパッケージを作る。アイソメ図から立面図をスケッチ
第9回:小さな家を作る。平面図と立面図から展開を起こし組み立てる
第10回:自由課題「私の好きなインテリア」のペーパークラフト
第11回:本格的な建築物(澤山記念館、ヴェンチューリ『母の家』など)を作る
第12回:最終課題「名建築(ル・コルビュジェの住宅他)を折る」の課題解説と制作。
第13回:「名建築を折る」課題制作
第14回:「名建築を折る」課題提出と講評
第15回:総まとめ。作品の写真撮影、作品集(ポートフォリオ)の作成について

評価方法
授業への参加・出席率と毎回の課題作品の評価を合わせて行います。各担当者の最終課題は、全体の過半の評価対象としています。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
       

備考
スライド等を用いて、インテリアや住宅などのテクスチュア、カラーデザインの実例なども解説したいと思います。紙は弱い素材ですが、折り曲げると強くなり、切り抜いた形を開いてみると何とも面白い姿をしています。慣れてくると楽しくなり「はまる」実習です。