ミステリーの世界 |
受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
教養 | 後期 | 1・2・3・4 | 2 | 姉小路 祐(田中 修) |
授業の主題(テーマ) |
ミステリー小説を素材にして、読むこと、書くことの楽しさを味わってください。 |
授業の目標(講義概要) |
現代の日本文壇において最も隆盛している観のあるミステリーというジャンルの特性、系譜、表現方法、将来的方向などについて広く考察するとともに、作家や出版界の実情にも触れます。これまでとは違った角度から小説というものを捉えられるようになること、さらに自己実現への夢をかなえることを目標にしたいと思っています。 |
授業計画 |
@「なぜ推理作家をめざしたのか」そして「誰だって作家になれる」 A「なぜミステリーが読まれるのか」そして「人間、それがミステリー」 Bミステリーの古典的定義と現代的定義・・Who? How? Why? Cミステリーの歴史と系譜・・十則と二十則 Dミステリーの技術→人称、視点、構成、アイデアの生かしかたなど E名作を読む(本格派、変格派、社会派)・・ミステリーは時代を映し出す鏡 Fミステリーと映像化・・拙作を例として(シナリオという表現形式も考察) G短編ミステリーを読む・・ニ作の比較 Hミステリー作家の世界(意外と知られていない日常、生活、交友など) Iミステリーのジャンル・・さまざまな分けかた(謎、素材、主人公など) J「他の小説との違いはどこにあるのか」そして「書き手はポイントをどう置くか」 Kミステリー作家の発想法と取材法 Lミステリーの登龍門(門戸は広い)・・新人に何が求められているか Mミステリーの将来・・子供たちは文化を食べて育つ Nまとめと質問・・自己表現の大切さ |
評価方法 |
平常点ならびに期末レポートの予定 |
テキスト書名 | 編・著者名 | 出版社 | 価格 |
ありません(使用しません) |
備考 |
ミステリーは楽しいものです。講義も楽しいものでなければならないと思っています。いっしょに勉強していきましょう。質問も大歓迎です。 |