書道

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
(2) 教養 後期 1・2・3・4 2 故山 昭次

授業の主題(テーマ)
書の変遷と書美の鑑賞と実技(2)

授業の目標(講義概要)
中国、日本の書道史の概要を前期につづき学習する。・唐時代からの書について学習しつつ、我が国への影響を学ぶ。三筆三蹟の筆蹟について鑑賞し、臨書を試みる。・大字・中字・小字の半紙への習熟を計る。・年賀状の書き方・鑑賞。

授業計画
1.虞世南の人と書 孔子廟堂碑                      千字文(楷書)
2.褚遂良の人と書 孟法師碑、枯樹賦、雁塔聖教序         「天地玄黄」
                                          「宇宙洪荒」
3.中唐時代の概観 孫過庭−書譜、張旭                「日月盈昃」
              賀知章−孝経
4.顔真卿       建中告身帖、顔氏家廟碑                〃  (草書)
              争坐位稿、祭姪文稿
5.懐素         自叙帖、草書千字文               漢字・かなの調和体
6.晩唐の概観    柳公権−玄秘塔碑                    〃
7.五代及び宋時代の概観                         細字の学習
     五代(873〜954年)揚凝式韮花帖
8.宋時代(960〜1280年)約300年間(南宋と北宋)             〃
     蔡襄−顔真卿自書告身跋
9.蘇軾−李白仙詩、寒食詩巻                     かなの単体
10.黄庭堅−寒食帖跋、米芾−方円庵記                 〃 連綿
11.奈良・平安時代の書の概観と特性                 後期学習分の作品集綴

評価方法
毎時学習した作品を提出する・・・・・→評価する→期末に作品集として全作品を綴じて提出する。出席は最も重視する。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
使用しない。      

備考
書の成りたちを学びながら、それをいかに現代に生かしていくか。