キリスト教学U |
受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
(3) | キリスト教 | 後期 | 1 | 2 | 稲山 聖修 |
授業の主題(テーマ) |
聖書の思想 |
授業の目標(講義概要) |
キリスト教学Tでは大まかに論じた旧新約聖書のメッセージおよび思想に親しむことを視野に入れながら講義を行います。はじめに聖書の成り立ちを歴史的背景とともに学び、旧約聖書理解のポイントとなる思想を紹介します。次に新約聖書を開き、キリスト教学Tでは論じていないイエスの言動、そして初代教会が成立していく経過と、その成立に貢献したパウロの見解をたどり、最後にローマ帝国公認後の教会の歴史に触れる予定です。 |
授業計画 |
週 テーマ 主な内容(予定) 第1週 旧約聖書はどんな本? 旧約聖書の内容 言語 文化 歴史の紹介 第2週 遊牧民の暮らしと族長物語 創世記12章以降 第3週 エジプト文明との出会いとモーセ 創世記37章から民数記まで 第4週 地中海の人々との出会いと王国の成立 ヨシュア記 士師記 サムエル記 第5週 バビロン捕囚の苦難 イザヤ書エレミヤ書エゼキエル書 第6週 捕囚下で生まれた天地創造物語 創世記1章から3章まで 第7週 ギリシャ ローマ文明との出会い ダニエル書 古代ユダヤ教の成立 第8週 新約聖書はどんな本? 新約聖書の内容 言語 文化 歴史の紹介 第9週 クリスマス物語の「奇跡」をめぐって イエス誕生物語と「聖家族」の秘密 第10週 イエスの生涯と思想1 荒野での誘惑と野に咲く花への眼差し 第11週 イエスの生涯と思想2 隣人愛と愛敵の思想 第12週 イエスの生涯と思想3 律法学者との論争 十字架での死 第13週 イエスの生涯と思想4 イエスの復活と教会の誕生 第14週 初代教会の形成とパウロ 使徒たちの活躍 第15週 教会の歴史が投げかける問い ローマ帝国公認後のキリスト教の歩み |
評価方法 |
定期試験、レポート、出席状況等を総合し評価。 |
テキスト書名 | 編・著者名 | 出版社 | 価格 |
聖書(新共同訳 旧新約聖書) | 日本聖書協会 |
備考 |
参考資料は授業中に適宜配布。書物を紹介する場合は是非ご一読を。なお講義には聖書(新共同訳 旧新約聖書)を必ず携行。 |