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建設業界の『ものづくりはかっこいいことなんだ』ということを絵本で表現!

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異色のコラボ?!
絵本「3びきのこぶたとつよいおうちのひみつ」が完成

関西鉄筋工業協同組合と、こども教育学科がコラボして誕生した絵本「3びきのこぶたとつよいおうちのひみつ」。こどもたちになじみのある「3びきのこぶた」が地震を経験し、「つよいおうちって何だろう?」と考えるストーリーだ。

制作にあたり、学生たちはまず建設業界の抱える課題について、従事者のうち約4分の1が60歳以上で、若い人が極端に少ない現状や、仕事の誇りや魅力、やりがいなどがなかなか伝わっていないことなどを学んだ。その上で、ストーリーを組み立て、「てっきんは ひっぱっても かんたんには きれないよ」「コンクリートは おされることに とってもつよいんだ」など、地震を経験した3匹のこぶたと一緒に、「地震に強い建物」について考える中身となっている。

関西鉄筋工業協同組合の岩田正吾理事長は「建物の仕組みをわかりやすく解説して、こどもたちの目に触れることで『こういった仕事があるんだ』と気づいてもらえることは、願ってもないこと」と話し、学生たちに感謝の気持ちを込めた感謝状を手渡した。制作した、こども教育学科3年 藤村優姫さんは「『ものづくりはかっこいいことなんだ』ということを、こどもたちにわかってもらえるよう、絵もストーリーも4人で力を合わせて作った」と笑顔をみせた。

緊張しながらも意見を発表

緊張しながらも意見を発表

意見交換で交流を深めました

意見交換で交流を深めました

こども教育学科×関西鉄筋工業協同組合 Comment

コラボレーションの中で得られた学びや経験、現場での声。

絵がかわいく、メッセージも明確で伝わりやすく感じ、まさに梅花女子大学の学生の感性がいかされた産学連携となりました。

梅花女子大学 河村 圭子 学長

「こどもたちが理解できるよう話の展開や、キャラクターづけに努めました」
「建設業界と、こどもの役に立ちたい。そんな思いで作りました」
「『ものづくりはかっこいいことなんだ』ということを、こどもたちにわかってもらえれば」
「仕事に誇りを持つ建設業界のみなさんに心打たれ、絵本に仕上げました」

梅花女子大学 こども教育学科の学生

梅花女子大学では、伝統的に学びとして絵本制作を行なってきましたが、今回のコラボレーションでまた新しい流れができたと思います。 素晴らしい機会をありがとうございました。

こども教育学科 藤井奈津子 学科長

梅花女子大学と建設業界は〝対極〟にあるイメージで、うまくコラボレーションできるかな…と当初は危惧していましたが、お話を伺うと、業界の地位を向上させようと日々チャレンジされていることを知りました。チャレンジと言えば、梅花女子大学もチャレンジ&エレガンスを掲げており、「こころざしは一緒」との思いにいたりました。学生もしっかり建設業界の現状を学んでから取り組んでおり、絵本はまさに建設業界と梅花女子大学〝2つのチャレンジ〟が入った中身になった…と思っています。

こども教育学科 目久田 純一 准教授

建設業界の現状は厳しく、現場から若いひとがいなくなるのではないか…という危惧を持つ中、少しでも若い人に関心を持ってもらうことができれば、とお願いしたコラボレーション。思っていたもの以上の仕上がりになり感謝しています。建物の仕組みをわかりやすく解説して、こどもたちの目に触れることで『こういった仕事があるんだ』と気づいてもらえることは、願ってもないことで、また何かご一緒できないかとワクワクしています。

関西鉄筋工業協同組合
岩田 正吾 理事長

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