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口腔保健学科

池上 由美子

准教授

池上 由美子

イケガミ ユミコ

担当科目
歯科保健指導Ⅰ / 看護技術 / 歯科診療補助Ⅲ / 臨床臨地実習Ⅲ
研究分野
造血免疫細胞移植患者の口腔健康管理 / がん治療患者への口腔健康管理 / COVId19,HIV等感染症患者への口腔衛生管理 / 移植後の2次がん患者への口腔健康管理 / 緩和医療における歯科衛生士の役割
私のチャレンジ
興味がある分野に挑戦すること!挑戦しないことの後悔より失敗しても挑んだことが明日の1歩につながると信じているからです!
私のエレガンス
私にとって、エレガンスとはその人が今まで生きてきた環境、両親の愛情、友との友情によって培われる品格だと思います。
内面から溢れるその人らしさを大切にしています。アロマディフューザーを置いて心にオアシスをいつも持てるように余裕を作っています。

前職では、がん・感染症センターなどで白血病患者への骨髄移植治療に深く関わってきました。命と直結した歯科医療に貢献できるその多職種連携チームの一員になれる歯科衛生士をめざせるよう私の臨床経験を学生に繋いでいきたいと思っています。多くの職種とどうやって関わっていくか?一人ひとりの力をチーム力に変えると1+1は2ではなく10になる。そんな魔法みたいな力を発揮できる歯科衛生士を、授業を通じて育んでいきたいと思います。

受験生へのメッセージ
梅花女子大学 看護保健学部 口腔保健学科は、4年間をかけて歯科衛生士の国家資格を取得できるように教育を行っています。多くの歯科衛生士は、歯科診療所へ就職いたしますが、高齢社会にともなうがん患者の増加、ダヴィンチなどによるロボット支援手術の導入件数の増加などから病院における周術期等口腔健康管理のできる歯科衛生士の必要性は、非常に高まっています。
病院では、多職種連携による高度な専門性を持つ多くの医療職とチーム医療を行っていきます。多くの医療職は大学卒のため、皆さんは胸を張ってこのチームの中で、大学教育+αで培った知識と技術を思う存分発揮していただけたらと願っています。大学教育で学ぶ内容だけでなく、常に発展させた学びを1年生から続けていくと、4年生の時は通常の学びで得た知識を遥かに凌駕する知識を持つ歯科衛生士になると思います。
どのような歯科衛生士になりたいか?その高みをめざす気持ちさえあれば、皆さんには無限の可能性と伸びしろがあります。その支援を私達は、全力でしたいと思っています。

私のイチオシ授業

口腔保健指導Ⅰ
口腔保健指導Ⅰは、皆さんが大学に入学した1年生の前期で学ぶ授業です。この授業では、自分の身体をまず知ることから始まります。自分の身体、自分の口腔内の状態を通じて健康について学びます。 自分の行動を変えることで、自分の健康に悪影響を与える可能性のある生活習慣を見つめ直し、行動変容することで得られる健康について学びます。問題点を見出してそれをどのように解決していくか?そのプロセスを授業を通じて知ることで、これから歯科衛生士が行う口腔保健指導へ繋げていきます。この授業は、1年生と3年生が共に学ぶ合同授業があります。双方が楽しく、協力して合同で演習を行いながら学びます。先輩の臨床実習の話を直接聞くことができますので、これから臨床実習へ向かう1年生にとっても非常に頼もしい時間になるのではないでしょうか。ぜひ、授業を通じて3年生から大学生活についても多くを学んでいただきたいと思います。
学生と接するうえで、工夫している・気を付けているポイント
学生の想いを受け止めて、なかなか言葉にできないことも引き出してあげたいと思っています。私と接した時にプラスのエネルギーに変換できるように心がけています。
学生との思い出で印象に残っていること・うれしかったこと
病気で授業に出られなかった学生が、私を訪ねてきて、「先生の授業を楽しみにしていたのに出られなくて、とても残念で健康を維持できるようにしないとって思いました。」と言ってくれたことです。自分の健康状態を維持することの大切さや自分の生活を見つめ直すきっかけになってくれたらうれしく思います。
梅花女子大学の教員としての1番の醍醐味
スクールバスを降りると、花いっぱいの花壇と可愛いセラピー犬が迎えてくれて朝からの授業に向かう学生に癒しとエールを贈ってくれるところと、なんでも積極的に挑戦していく学生のパワーが素敵だと感じています。
先生ご自身にとって、学生とはどのような存在ですか?
無限の可能性を秘めた歯科衛生士の未来を繋いでくれるとても大切な存在です!
梅花女子大学でできる、学生にとってのチャレンジとは?
どの分野に進んだら良いか?悩むことがあったら、臨床経験は豊富なので多角的な視点でアドバイスができると思います。トライ アンド エラー を繰り返すことは後退ではなく、必ず前に進んでいます。是非チャレンジすることを決してあきらめないで挑んでください。怖かったら背中をそっと押して支えますからね。

座右の銘

どんな時も心に寄り添う覚悟を持つ
臨床の中で多くの患者さんと接してきました。緩和医療で命に限りのある方との関わりも多くありました。人は誰でも生まれた瞬間から、死に向かって歩んでいきます。その中で、愛情あふれる両親や兄弟との関わりだけでなく多くの人と出会い、別れがその人の今を形作っていきます。辛い時こそ、寄り添える強さと包み込む暖かさを持てる人になりたいといつも願い心に深く刻んでいます。

プロフィール

保持資格 歯科衛生士 博士(歯学)、介護支援専門員、日本口腔ケア学会口腔ケア認定士(2級)、日本障害者歯科学会 指導者認定歯科衛生士、日本有病者歯科医療学会 認定歯科衛生士、緩和ケア及び精神腫瘍学指導者、ACLS Provider
受賞歴 東京都病院経営本部がん感染症センター都立駒込病院 院長賞 受賞、首都大学東京大学院人間健康科学研究科フロンティアヘルスサイエンス学域修士課程 最優秀賞受賞、愛知学院大学大学院 特別奨学生授与受賞、公益社団法人 東京都歯科衛生士会 学術賞 受賞
趣味 ・北アルプス等のクライミングを積雪期など四季を通じて登攀すること
・登山ガイド資格を取得すること
・沖縄などを中心にスキューバーダイビングで海の生物の水中写真を撮ること
特技 登山道でないバリエーションルートをGPS,コンパス、地図、植生を観察し安全にクライミングできること
自慢できること 上高地の植生を理解し高山植物や動物などを紹介できること
こだわり 遊びも仕事も全力投球
感銘を受けた作品 「火垂るの墓」野坂昭如の短編小説をスタジオジブリでアニメ映画化。1945年神戸の空襲で母を亡くし、出征中の父とは連絡が取れない14歳の清太と幼い妹の節子が、貧しい暮らしの中で厳しい現実と向き合いながら生きていく姿と戦争の非情さに感銘
性格を一言で 自分で決めたことは最後までやり通すところ
チャームポイント 学生時代に、ディズニーランドのホーンテッドマンションのキャストのバイトをしていたので、「笑顔と明るさ」です
休日の過ごし方 海、山へのアウトドアスポーツとライブで推しを応援する!!