障害者(児)心理学特論 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
561401 | 心理臨床学専攻 | 後期 | 2 | 金澤 忠博 |
授業の主題(テーマ) |
障害児(者)の心理の理解と軽度発達障害児への治療教育 |
授業の目標(講義概要) |
障害者(児)について、障害の種類(視覚障害・聴覚障害・肢体不自由・知的障害・言語障害・自閉症・学習障害・ADHD・情緒障害・中途障害・精神障害、等)とその心理的特徴を学ぶ。また、特に、自閉症、広汎性発達障害、学習障害、ADHDなどの軽度発達障害の子どもたちに焦点を当てて、有効な治療教育や発達支援の方法について具体的に学ぶ。 |
授業計画 |
1.障害者(児)の心理的特徴 1)視覚障害者の心理 2)聴覚障害者の心理 3)肢体不自由者の心理 4)知的障害者の心理 5)言語障害者の心理 6)自閉症の心理 7)学習障害の心理 8)注意欠陥/多動性障害児の心理 9)情緒障害児の心理 10)中途障害者の心理 11)精神障害者の心理 2.発達障害児の心理学的評価(アセスメント)とIEPの作成 1)認知発達の評価:PEP-R教育診断検査、新版K式発達検査、WISC-V知能検査 2)自閉症の診断ツール:ADI-R、ADOS、ASSQ 3)学習障害の診断ツール:K-ABC、ITTP 4)行動問題の評価:AchenbachのCBCL,コナーズ評定尺度 5)個別教育プログラム(IEP)の作成 3.発達障害児の治療教育プログラム 1)治療教育の理論的背景@:認知発達理論 2)治療教育の理論的背景A:行動理論と行動療法/応用行動分析 3)治療教育の理論的背景B:愛着理論と修復的愛着療法 4)自閉症児の治療教育:TEACCHプログラム(構造化と視覚支援) 5)学習障害児の治療教育:視覚支援や学習ソフトなどさまざまな手段による学習スキルの獲得 6)行動問題への対応:ABC分析、タイムアウト、ポイントシステム、ペアレント・トレーニング 7) 対人関係やコミュニケーションの支援:サーツモデル、INREAL、PECS、ソーシャルストーリーズ、ソーシャルスキルトレーニング |
評価方法 |
出席、受講態度、提出物、期末試験orレポートにより総合的に評価 |
テキスト |
備考 |
授業中、適宜資料を配付する。 |