| 認知心理学特論 | 
| 授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 | 
| 560901 | 心理臨床学専攻 | 通年 | 4 | 三雲 真理子 | 
| 授業の主題(テーマ) | 
| 認知と感情の総合理解をめざして | 
| 授業の目標(講義概要) | 
| 従来の人間の情報処理プロセスを明らかにする知性の科学としての認知心理学に加え、最近では心的過程の多様性を明らかにする感性の科学としての認知心理学との側面のバランスを重視した「温かい認知」という言葉がよく用いられている。この認知と感情の相補性について、複雑な環境や情報に巧みに適応していく人間の心理プロセスの様々な視点から理解を深める。 | 
| 授業計画 | 
| 以下の項目のそれぞれで、先行研究の紹介や受講生の発表や実践などを含む予定である。 0.はじめに 1.感情・情緒とは 2.感情・情緒の喚起機制 3.感覚の生理的指標 4.感情の伝達と測定 5.感情の操作方法の現状 6.発達における情動と認知の絡み 7.感情と認知をめぐる研究 8.感情とエピソード記憶 9.音楽と感情 10. 対人感情の認知理論 11. 援助行動と感情 12. 心理臨床における感情 13. 社会・産業場面の感情・情緒 14. まとめ | 
| 評価方法 | 
| 出席状況、担当箇所の発表、提出物などから総合的に評価する。 | 
| テキスト | 
| 備考 | 
| 講義形式だけではなく、受講生に担当箇所を分担して発表もとり入れ、データの収集や分析などの実践、 脳波測定実習なども行う予定である。 |