地域福祉特論

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
551201   人間福祉学専攻 通年   4 杉本 敏夫

授業の主題(テーマ)
これからの地域福祉のあり方について検討する

授業の目標(講義概要)
第二次世界大戦後構築された社会福祉はバブル経済崩壊後の新しい時代を迎えて地域福祉として再編成されつつある。地域福祉の考え方は既に1970年代後半ごろから出現してきているが、今、提案されている地域福祉と同じものなのであろうか。自己責任、自立といった概念がこれからの地域福祉のキーワードとされているが、果たしてそれは我々に何をもたらせるのであろうか。これからの福祉のあり方を地域福祉を中心にすえて一緒に考えたい。
また、後期の授業では地域福祉の推進方法であるコミュニティワークに焦点を当てて、そのあり方をかんがえる。

授業計画
前期 1  地域福祉の歴史的発展と考え方@
    2.    同上A
    3. 社会サービスと地域ケア@
    4.    同上A 
    5. 地域自立生活とコミュニティソーシャルワーク@ 
    6.    同上A
    7. 地域福祉の主体形成と地域福祉計画づくり@
    8.    同上A
    9. 住民のエンパワメントとボランタリズム@
   10.    同上A 
   11. 地域福祉の推進機関と体制@
   12.    同上A
   13. 地域福祉の課題と展望@
   14.    同上A
   15. 前期のまとめ
後期 1.  コミュニティワークとは何か@
    2.    同上A
    3.  インタベンションをデザインし、人々の望みを発見する@
    4.    同上A
    5.  コミュニティの人々との取り組み@
    6.    同上A
    7.  コミュニティワークへの社会計画アプローチ@
    8.    同上A
    9.  スペシャリスト・コミュニティワーク@
   10.    同上A
   11.  ラディカル・コミュニティワーク
   12.  コミュニティワークと公的政策
   13.  生き残りと個々人の成長
   14.  これからのコミュニティワーク
   15.   まとめ

評価方法
授業中の発表とレポートで評価する。

テキスト
前期 福祉士養成講座編集委員会編 『新版 地域福祉論』(中央法規出版 2,500円(税別))
後期 A.トゥエルブトゥリー著、杉本敏夫訳 『コミュニティワーク』(久美出版 2,500円(税別))

備考