| 日本文学研究・演習W | 
| 授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 | 
| 512301 | 日本文学専攻 | 通年 | 4 | 木村 正明 | 
| 授業の主題(テーマ) | 
| 「日本文学の諸問題」 | 
| 授業の目標(講義概要) | 
| 前年度の伊東静雄に引き続き、今年度は同時代の抒情詩人立原道造を取り上げ、昭和十年代前半の詩壇の状況を考える。中学時代短歌から出発した立原道造は早くから口語自由律に目覚め、高校時代、詩と詩的散文に方向転換、昭和13年に結核で早逝する迄、類稀な音楽性に満ちた優しい口語によるソネットを残した。一見平易に見えるその抒情には、深い存在追求の哲学があり、時代背景とともに、その抒情を考える。 | 
| 授業計画 | 
| 1. 講義概説 2. エッセイ・日記等から詩の確立への道程を探る 3. 物語を読む 4. 詩を読み進める 5. 院生との詩の討議 以上前期 後期は 1. 院生の発表 2. 修士論文提出の院生の研究報告とその展開 3. 1年次生の研究報告 | 
| 評価方法 | 
| レポートによる | 
| テキスト | 
| 松浦明平 編 『立原道造詩集』(岩波文庫、760円+税) | 
| 備考 |