モバイルコンピューティング |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
282551 | 情報メディア学科 | 後期 | 1 | 2 | 谷川 冬二 |
授業の主題(テーマ) |
持ち運べる情報がどのように人間社会を結ぶのか、を改めて考察すること。 |
授業の目標(講義概要) |
「手軽に持ち運べて何処ででも使えるコンピュータ」は技術と人間に求められる関係の理想形のひとつです。それに向かって日本では、Palm、Zaurus、WindowsMobileに代表される携帯情報端末や、携帯電話が、それぞれに発達してきた。これらに加え、これらの融合型と言うべき新たな端末も視野に入れて、「何処でもコンピュータ」が提示する生活スタイルがどのようなものになりうるのかを考察します。 |
授業計画 |
A. モバイルの定義をめぐって @.スーパー・コンピュータやメインフレームなどの大型コンピュータについて A.パソコンの誕生 B.スタンド・アローン利用とネットワーク・コンピュータ B. 小型高性能化の歴史と使われ方 @.小型コンピュータの場合 - IBMの試み - 日本の小型ワープロ A.携帯情報端末の場合 - Palm - Zaurus - WindowsMobile - その他 B.携帯電話の場合 - キャリア - OS C.ソリューション @.解決すべき課題は何処にあるか A.社会的インフラの確認 B.企業からの提案 - 海外の場合 - 日本の場合 C.生活関連情報の分析 D. 携帯情報端末の機能から占うモバイルの未来 @.携帯電話が示すもの A.Zaurus、WindowsMobileが示すもの B.smartphoneの登場 E.補遺:関連技術について @.電池、液晶 A.簡単なコンテンツの作り方 - 着メロ、着ボイス - モバイル用のflash *@.〜が示す小単元に原則としてそれぞれ1週を当てる予定です。 |
評価方法 |
随時行なうミニ・クイズもしくはレポート、記述式の期末試験、その他授業への貢献度、などを総合して行ないます。期末試験は、授業時に提示した資料を使って「わたしのモバイルコンピュータ」を提案してもらうもので、自筆ノートのみを持ち込み可とします。(インターネットなどから取ってプリントアウトしたものやコピーはいっさい認めません。) |
テキスト |
備考 |
モバイルコンピューティングの世界は変化が激しく、将来性が高かったはずの会社が合併吸収されるのに半年とかかりません。授業計画は、したがって、2006年末時点でのものです。(テーマと講義概要は変わりません。) |