発達支援 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
231851 | 心理学科 | 前期 | 3・4 | 2 | 金澤 忠博 |
授業の主題(テーマ) |
発達障害の理解と効果的な発達支援の方法について学ぶ |
授業の目標(講義概要) |
広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、知的障害など、発達障害の種類と特徴を学び、認知レベルや行動問題の心理学的アセスメントからIEPの作成に至るまで概要を学ぶ。また、治療教育の基礎となる理論として、認知発達理論、行動理論(応用行動分析)、愛着理論、について学んだ上で、TEACCHプログラムによる構造化、ABC分析やペアレント・トレーニングによる行動問題への対応、対人関係やコミュニケーションの発達を支援するサーツモデル、PECS、INREAL、愛着療法など、発達支援の理論と実践について学ぶ。 |
授業計画 |
1.発達支援の対象としての発達障害 1)知的障害 2)広汎性発達障害(自閉症スペクトラム) 3)学習障害(LD) 4)注意欠陥多動性障害(ADHD) 2.発達障害の心理学的評価(アセスメント)とIEPの作成 1)認知能力の評価:PEP-R教育診断検査、新版K式発達検査、WISC-V知能検査 2)自閉症の診断ツール:ADI-R、ADOS 3)学習障害の診断ツール:K-ABC、ITTP 4)行動問題の評価:AchenbachのCBCL,コナーズ評定尺度 5)個別教育プログラム(IEP)の作成 3.発達障害児の治療教育プログラム 1)発達支援の理論的背景@:認知発達理論 2)発達支援の理論的背景A:行動理論と行動療法/応用行動分析 3)発達支援の理論的背景B:愛着理論と修復的愛着療法 4)自閉症児の発達支援:TEACCHプログラム(構造化と視覚支援) 5)学習障害児の発達支援:個々の学習スキルの獲得 6)行動問題への対応:ABC分析、タイムアウト、ポイントシステム、ペアレント・トレーニング 7) 対人関係やコミュニケーションの支援:サーツモデル、INREAL、PECS、ソーシャルスキルトレーニング |
評価方法 |
平常点、提出物、試験あるいはレポートにより総合的に評価 |
テキスト |
備考 |
授業中に適宜プリント資料を配布する。 |