発達心理学講読

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
231551   心理学科 前期 3 2 金澤 忠博

授業の主題(テーマ)
愛着理論を学ぶ

授業の目標(講義概要)
ボウルビィにより提唱された愛着理論は,今や,母子関係から仲間関係を経て大人同士の関係に至る対人関係の発達と障害を理解する上で欠かせないものである.講義では,ボウルビィなどの論文や最新の愛着研究を紹介した論文を読み、愛着理論の基本的な概念や考え方について理解を深める.さらに、大人の愛着スタイルに関する研究論文を購読し、身近な問題としての愛着スタイルについて学ぶ。

授業計画
1.愛着とは何か:ジョン・ボウルヴィーやメアリー・エインズワースなどの初期の論文を中心に購読し、愛着の基本的特徴、愛着の発達と内的作業モデルの形成、母子間の愛着と母性剥奪、愛着障害と愛着療法、大人同士の愛着、など、愛着に関するさまざまなトピックについて学ぶ。(7〜8回)
2.大人の愛着スタイルとは:大人の愛着スタイルに関する最新の研究論文を講読し、現在の自分自身の問題としての愛着スタイルについて学ぶ。(7〜8回)

評価方法
出席状況、講読への参加状況、期末レポートなどにより総合的に評価する。

テキスト
 

備考
基本的理解を促す資料や、講読に用いる文献はコピーを配布する。