生涯学習論B

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
161851   人間科学科 後期 1・2・3・4 2 倉知 典弘

授業の主題(テーマ)
生涯学習理論を学ぶ

授業の目標(講義概要)
生涯学習とは、単純化してしまえば「人は生涯学ぶ存在である」ということをあらわす言葉である。しかし、人がどのように学ぶのか?(生涯学習の方法論)や人は何を学ぶのか?(生涯学習の内容論)については、様々なアプローチや理論が存在している。そして、それらの理論は、生涯学習を行う学習者というよりは生涯学習を支援する人たち(司書を含む)に様々な影響を与えており、新たな生涯学習の実践をも生み出している。
そこで、本講義では『生涯学習理論を学ぶ人のために』をテキストとしてとりあげ、生涯学習理論の現段階を理解することを目指す。全ての学習理論について習熟することは求めないが、各自が興味を持った理論に関しては、積極的に学んでいくことを期待する。

授業計画
本講義では、基本的にテキストに沿って授業を進める。その際に、具体的な実践事例などを取り上げていく予定である。テストの前の授業ではレポートの提出を求める予定である。授業の前に、テキストの該当箇所を読んでくることが望ましい。

1:オリエンテーション
2:成人教育学
3:意識化理論(ビデオ学習を含む)
4:変容的学習
5:フェミニズム教育学
6:生涯発達
7:経験学習
8:省察的学習論
9:状況に埋め込まれた学習
10:活動理論・拡張的学習・発達的ワークリサーチ
11:知識を創る学習
12:生涯学習理論の展開の方向性
13:まとめ

評価方法
一回のレポート(10%)と期末試験(90%)で評価する。

テキスト
『生涯学習理論を学ぶ人のために』赤尾勝己編 世界思想社 1900円

備考
その他参考文献については授業中に提示する