外国児童文学作品研究1 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
137401 | 児童文学科 | 後期 | 2・3 | 1 | 廉岡 糸子 |
授業の主題(テーマ) |
少女小説を読む |
授業の目標(講義概要) |
19世紀〜20世紀初期に書かれた少女(家庭)小説を取り上げ、特にヒロインに注目する。『若草物語』に代表されるこのジャンルの小説がやがてロマンスと呼ばれる新しい形の物語へと変容するプロセスをとらえる。『若草物語』が書かれた当時、欧米では抑圧的な女性観があったが、その時期、ヒロインはどのように描かれたか、またロマンスの中では、少女たちはどのように変わっていったのかを見ていく。その中で時代と女性との関わりを学ぶ。 |
授業計画 |
● 少女小説の歴史を見る。(授業開始後二回程度の講義) ●作品及びその文献について発表する。それぞれの物語を読み、レジュメを作る。 ・取り上げる作家及び作品 1. ルイザ・メイ・オルコット 『若草物語』『続若草物語』 2. フランシス・ホジスン・バーネット 『小公子』『小公女』『秘密の花園』 3. エクトール・マロ 『家なき娘』 |
評価方法 |
発表の内容、レポート、2/3 以上の出席で評価する。 |
テキスト |
作品は各自で手に入れる。文献は配付する。 |
備考 |
進度によって、全作品を取り上げられない場合もある。 |