(共)日本児童文学前史講義 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
133501 | 児童文学科 | 前期 | 3・4 | 2 | 加藤 康子 |
授業の主題(テーマ) |
江戸期子ども絵本の魅力−赤本− |
授業の目標(講義概要) |
江戸時代中期から子どもの読み物でもある木版刷りの絵本が多く出版されてきた。上方(関西)では上方絵本、江戸(東京)では草双紙がそれに相当する。また、幕末・明治期には、小型の絵本である豆本が出版され、草双紙の流れを汲んだ絵本と共に近代日本児童文学への過渡期の一部を担っていたと考えられる。この授業では、その中から赤本を数点を選び、作品の周辺をも視野に入れつつ原典を読み解き、その魅力を考えていく。なお、くずし字解読の手ほどきも行う。 |
授業計画 |
以下の項目にしたがって授業を進めていく。 1.近代以前日本児童文学の概要 2.『寺子短歌』 3.『桃太郎昔語』 4.『きんときおさなだち』 5.『兎大手柄』 6.『かくれ里ふく神よめいり』 7.『おにの四季あそび』 8.『是は御ぞんじのばけ物にて御座候』 |
評価方法 |
1.参加状況 2.提出物 3.レポート を総合して評価する。 |
テキスト |
『江戸の子どもの本—赤本と寺子屋の世界』叢の会編、笠間書院、900円+税金 |
備考 |