外国児童文学史

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
130851   児童文学科 後期 2 2 廉岡 糸子

授業の主題(テーマ)
欧米の児童文学の生成と発展

授業の目標(講義概要)
児童文学とは何か、児童文学であるための条件、児童文学の目的などをまず学ぶ。そして大人の文学を再話することやおとぎ話から始まった児童文学の足跡をたどる。更にアンデルセン以降の古典的な作品から現代にいたる欧米の代表的な作品及び作家に焦点を置き、児童文学の生成、発展、成熟の歴史を見る。

授業計画
次の要領に従う。
  1.児童文学とは何か。
  2.児童文学の目的。
  3.児童文学の持つべき要素及びその特色。
  4.昔話と児童文学(児童文学の成立)。
  5.近代ファンタジーの成立。
   19世紀のファンタジー:キャロル、キングスリー
  6.19世紀の冒険物語:スティーブンソン、トウェイン
  7.19世紀の家庭小説・少女小説:オルコット、バーネット
  8.フランスの少年、少女小説:マロ、サンド
  9.20世紀のファンタジー:ネズビット、ノートン
 10.20世紀のファンタジー:トールキン、 C.S. ルイス
 11.20世紀のファンタジー:ピアス、ル・グイン、サン・テグジュペリ
 12.20世紀のリアリズム:ケストナー、メイン、ランサム
 13. 20世紀のリアリズム:ワイルダー、カニグスバーグ

評価方法
後期の試験、2/3 以上の出席。

テキスト
必要に応じて講義資料を配付する。

備考