伝承児童文学基礎演習

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
130301   児童文学科 後期 1 1 鵜野 祐介

授業の主題(テーマ)
『日本昔話百選』を読む

授業の目標(講義概要)
昔話は本来「声の文化」である。まずはテキストを声に出して読み、他の人に聞いてもらうことから始めたい。次にそれぞれの話の登場者や構成要素、物語の展開、背景となる民俗文化について概説する。さらに、昔話・伝説を題材とした唱歌・童謡を一緒に歌ったり、関連ビデオやCDを鑑賞する他、地元の語り部の方を招いて「大阪の昔話」を聞く機会も持ちたい。これらを通して日本昔話のエッセンスに触れてもらうことを目標とする。

授業計画
*毎回、4−5話ずつ昔話の音読をした後、解説を加える。
 予定している話は以下の通り。
 「桃太郎」「猿蟹合戦」「花咲爺」「木霊女房」「瓜姫」「天人女房」「舌切雀」「ほととぎすと兄弟」「三枚のお札」他。
*アイヌ語会話入門編(毎回)。
*物語唄を歌う(毎回)。
*ビデオ「まんが日本昔ばなし」を観る。
*昔話の創作(小鳥由来譚、パロディ昔話)
*語り部による特別授業、他。

評価方法
出席+レポート

テキスト
『日本昔話百選』稲田浩二・稲田和子編著、三省堂、1,700円+税

備考