漢字かな交じり書研究 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
115101 | 日本文学科 | 通年 | 2・3 | 2 | 圓入 洋子 |
授業の主題(テーマ) |
漢字かな交じり書(調和体)の基本と制作実習 |
授業の目標(講義概要) |
従来の漢字かな書道に対して、われわれの日常生活周辺から漢字かな交じりの詩文・俳句などを題材にした読み易く親しみ易い書 の制作がねらいである。高等学校芸術科書道における実践研究も視野に入れて制作研究及び指導方法を考える。毛筆を中心とするが、一部硬筆の 書写を加える。 |
授業計画 |
前期 書道における漢字かな交じり書とはどのような書か ・ 毛筆の基礎 文房四宝とその取り扱い 楷書と行書、カタカナとひらがな、漢字とかな。それぞれをどのように使い、調和させるか。 ・ 漢字かな交じり書 実習(半紙、縦・横半折、実用書式における漢字とかな) ・ 硬筆の基礎 基本練習 後期 ・ 漢字またはかな書を主とした漢字かな交じり書の鑑賞、研究 ・ 江戸期の文人の漢字かな交じり書(良寛・本阿弥光悦等の書の研究 ・ 近代の文人の漢字かな交じり書の研究 ・ 現代の漢字かな交じり書の研究 ・ 諸様式の研究(色紙、短冊、扇面等) ・ 様々な発想にもとづく表現の工夫(文房四宝の工夫も含む) |
評価方法 |
提出作品、出席状況 |
テキスト |
書名:「漢字かな交じりの書」 編・著者:大平山濤 出版社:二玄社 価格:2000円 |
備考 |
必要に応じて別途資料配布。9月末の学外授業に参加すること。 |