日本文学講義TB

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
111701   日本文学科 前期 1・2 2 木村 正明

授業の主題(テーマ)
「口に筆を銜えて詩と花の絵を描く−星野富弘の生と愛−」

授業の目標(講義概要)
 体操演技中の事故により、首から下が完全にマヒした中学校体育教員、星野富弘は、それにもめげず、周りの人々の愛と神への信仰に支えられ、花の詩画人として新たに生まれ代った。名も知らぬ野花の花を愛で、気付かれずにいるささやかもの事に眼を留めたその詩と画は、心の奥底から沸き出づる泉のように清新であり、人の心に深く浸透してやまない。やさしくさりげない表現に潜む思いの源を、『鈴の鳴る道』を中心に旅してゆきたい。

授業計画
1. 星野富弘の作画風景等のビデオ鑑賞と、その人となりの説明
2. エッセイ『愛・深き淵より』に依り、その闘病生活から詩画の誕生迄を追う
3. 4. 5. 同上
6. 他の詩画集のエッセイを読む
7. 他の詩画集の詩を考える
8. 『鈴の鳴る道』のエッセイを読む
9. 10. 11. 同集の詩を解釈する
12. 13. 14. 同集の詩を皆で考える

評価方法
出席・受講態度も加味した上で、提出されたレポートで評価する。

テキスト
星野富弘 著 『鈴の鳴る道』(偕成社、1,400円+税)

備考