臨床心理学特論

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
560301   心理臨床学専攻 通年   4 岡田 督

授業の主題(テーマ)
心理臨床の原理と方法

授業の目標(講義概要)
 前期は、臨床心理学の定義、歴史、対象、援助論、倫理等、心理臨床の実践家として必要な原理と方法論について習得することを目的とする。そして後期では、虐待、ドメスティック・バイオレンス、犯罪等、直接の身体的暴力だけでなく、いじめ、アルコール依存、リストカット、および、自己愛性人格、境界性人格、解離性同一性障害等、現代の精神病理について、攻撃性をキーワードに把握し、そこにみられる不適応行動や症状、および治療的援助について習得することを目的とする。

授業計画
1.臨床心理学とは(1)
2.臨床心理学とは(2)
3.臨床心理学とは(3)
4.臨床心理学の歴史
5.臨床心理士資格制度について
6.臨床心理学の対象(1)
7.臨床心理学の対象(2)
8.臨床心理学的援助(1)
9.臨床心理学的援助(2)
10.臨床心理学の課題
11.心理臨床家の倫理(1)
12.心理臨床家の倫理(2)
13. 不登校と分離個体化過程
14. 強迫症状と外傷体験
15.摂食障害と母子関係
16.虐待と暴力行為
17.犯罪・非行と父親不在
14.ドメスティク・バイオレンス
19.リストカット症候群
20.不安と解離性障害
21. アルコール依存症
22. 自己愛性人格と境界性人格
23. うつ病
24. 統合失調症

  以上のテーマについて、講義とともに、具体的に臨床現場で起きる現象や事例をあげ
 討議という形式で、理解を深めていきたい。

評価方法
授業態度とレポート評価

テキスト
臨床心理学原論 大塚義孝編 誠信書房 4,300円

備考
岡田 督 書名「攻撃性の心理」ナカニシヤ書店 3000円もテキストとして使用する。