臨床心理査定演習U

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
560101   心理臨床学専攻 後期   2 岡田 督

授業の主題(テーマ)
臨床現場でのクライエント理解と援助のため心理査定

授業の目標(講義概要)
心理査定は、クライエントの援助のためのものでなければならない。従って治療や処遇の流れのなかで、心理査定する意味を理解し、心理面接と観察、各心理テストから得られた結果を、クライエントのおかれている状況も視野にいれての有効な見立てができるようトータルな心理査定の技量を身につけることを目的とする。

授業計画
1.臨床心理査定とは
2.心理テストの基礎
3.テスト・バッテリー
4.心理査定の倫理
5.BDI-U、GHQ、MPI
6.Y-G、MMPIと短縮版MINI
7.主要5因子性格検査
8.精神障害を中心とした事例紹介
9.新版K式発達検査2001
10. WISC-VとWAIS-R
11.K-ABC、ITPA、BTなど 
12.事例による心理査定記録の書き方

  各テストにおいてはそれぞれ実施方法や結果の整理方法だけでなく、各テス
 トのもつ歴史的背景、その妥当性、信頼性、効率性等についても概観し、援助
 介入に必要なテストの選別方法と、結果の臨床的応用が可能になるよう適切な
 事例をする。

評価方法
授業への参加、レポートなどにより総合的に評価する。

テキスト
 

備考
参考文献:岡堂哲雄編「臨床心理査定学」誠信書房 4800円、下仲順子編「臨床心理査定技法T」誠信書房 5400円