旅と日本文学

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
274401   日本文化創造学科 後期 2・3・4 2 佐藤 真知子

授業の主題(テーマ)
漂泊の魂ー『奥の細道』研究ー

授業の目標(講義概要)
 芭蕉は特に晩年の十年間を旅(漂泊)をして暮した。彼は1694年に大阪で亡くなったのだが、その年まで推敲を重ねて『奥の細道』に結実した。それは紀行文学の最高傑作の一つと位置づけられる。作品研究の方法として『奥の細道』に関係する発句を中心として解釈して、句と文章を融合した紀行文学へと理解を深める。

授業計画
  項目/内容
1、はじめに/講義の内容、計画、評価方法
2、芭蕉の紀行文学/『奥の細道』以前
3、芭蕉の紀行文学/『奥の細道』の成立
4、俳人の旅/旅人芭蕉の誕生と終焉
5、俳句創作/作品理解の一段階としての創作
6、旅の句/芭蕉の旅の句について
7、句と文章/『奥の細道』解釈
8、まとめ/旅と文学作品
(注記)
*6と7を数回程度繰り返す。
*絵・写真などの視聴覚教材を取り入れて理解を深めたい。

評価方法
提出物と平常点(出席状況、授業態度などを含む)により総合的に評価する。
提出物は提出期限厳守である。

テキスト
『新版おくのほそ道』穎原退蔵・尾形 仂訳注 角川ソフィア文庫 667円

備考