エッセイ・評論

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
274251   日本文化創造学科 後期 2・3・4 2 木村 正明

授業の主題(テーマ)
寺田寅彦−天災も天災もまた忘れた頃にやってくる−

授業の目標(講義概要)
夏目漱石の弟子にして、小説「三四郎」の主人公のモデルとされている寺田寅彦は、本来物理学者だが、その一方で又、すぐれたエッセイをも残している。サイコロの出目の不確実性、トンビは高空から何故ネズミを発見し得るか、など人の意表をつく目の付け所の鋭さと文章の含蓄の深さ。そこから、かの有名な文言−天災は忘れた頃にやってくる−も生まれた。その幅の広い洞察力に迫りたい。

授業計画
1.講義概要説明
2.寺田寅彦と漱石
3.寺田寅彦の文章
4.寺田寅彦の面白さ

評価方法
レポート(又は試験)による。出席と受講態度を重視する。

テキスト
杉本 哉 著 「寺田寅彦は忘れた頃にやってくる」(集英社新書)

備考